先日、事務員に非弁行為を行わせたなどとして、弁護士２名が起訴されていました。

起訴内容は、ニュースで見る限り、主導した会社から派遣された従業員に、顧客や消費者金融との交渉を行わせたというもので、典型的な名義貸しです。

最近は日弁連でもよく注意を呼び掛けているのに、なぜ引っかかってしまったのでしょうか。

弁護士の年齢はいずれも若く、たぶん弁護士になって間もない時期に話を持ち掛けられたものと思われます。

業者の話があまりに巧妙でそれと気づかなかったのか、あるいはわかっていながら金欲しさにそれを引き受けたのか。

いずれにせよ、これで刑事処分のほかに懲戒処分なども食らうでしょうから、弁護士活動は当面できないでしょう。負ったダメージは相当大きいと思います。

これまで弁護士になるために相応の労力を払ったでしょうに、気の毒といえば気の毒ですね。

山梨県で、８０歳の弁護士が和解金を流用したという問題がニュースで流れていました。

この弁護士は山梨県弁護士会の元会長だったとか。

この行為が言語道断であるのは言うを待たないとして、ニュースを見た人の中には、「そんな偉い人でも犯罪に手を染めるのか」と思った方もいらっしゃるかと思います。

しかし、地方では、そもそも弁護士の数が少ない（山梨県では１２２人だそうです）上、２年おきに会長が代わるので、高齢の弁護士はその多くが会長経験者だったりします。

なので、元会長＝飛びぬけて偉い人、というわけではないのです。

ブログ上での年始のご挨拶を忘れているうちに、２月になってしまいました。楽しみにしていた方（いないと思いますが）には申し訳ございませんでした。

今年はインフルエンザが昨年以上に大流行しております。

幸い、私の周りにはかかった方はいらっしゃいませんが、皆様くれぐれもお気を付けください。

年末年始における当事務所の営業日および営業時間につき、下記のとおりお知らせいたします。

１２月２７日（木）まで　平常通り（９：００～１７：３０）

１２月２８日（金）　９：００～１７：００

１２月２９日（土）～１月３日（木）まで　終日休業

１月４日（金）　平常通り

少し早いですが、今年１年お世話になりました。

新年も何卒宜しくお願い申し上げます。

９月２９日に、北区花火会が開催されました。

例によって、当事務所も協賛させていただきました。

当日はあいにくの雨（しかも翌日に台風）で、見に行った人も例年ほど多くはなかったかと思われますが、ただ遠目にも見えるほどの素敵な花火ではありました。

２年連続の雨天開催となっておりますが、来年こそは晴れるといいですね。

当事務所の平成３０年における夏季休暇期間をお知らせします。

８月４日（土）～８月１２日（日）の９日間となります。

この９日間は、電話が留守電となり（メッセージも残せません）、面談についてもお受けできません。

ファックスやメールについては、受信は可能ですが、職員がそれを目にするのは１３日以降となります。

ご迷惑をおかけしますが、何卒ご了承ください。

新年明けましておめでとうございます。

旧年中は格別なご高配を賜り、まことに有難く厚く御礼申し上げます。
本年も、より一層のご支援を賜りますよう、所員一同心よりお願い申し上げます。

２０１８年１月５日

当事務所は、年末年始はお休みとなります。

２０１７年は１２月２８日（木）までの営業となり、２０１８年は１月４日（木）から営業を開始いたします。

今年もあとわずかですが、引き続きよろしくお願いします。

今年も当事務所は北区花火会に協賛しました。

こちらのサイトの中ほどに、当事務所の名前がございます。

私は残念ながら所用により行けなかったのですが、今年も盛況だったようです。

弁護士　岩﨑　陽

通勤中の交通事故は割と頻繁に起こりますが、その事故で労災を申請しようとすると、会社から渋い顔をされることがあります。

「相手の過失が大きい事故で、なんでうちの会社の労災使わなきゃいけないんだ」「使ったら会社が何か不利益被るんじゃないの？」というようなものです。

ただこれらの大部分は誤解に基づくものです。

労災を使った場合の、会社の主なデメリットは、「労働基準監督署から睨まれる（つまり検査とかが入りやすくなるということです）」「労災保険料が上がる」というものですが、まず前者については、業務場所での事故とかならともかく、通勤中の交通事故で労基から睨まれることは通常ありません（よほど過酷な労働をさせて、過労からの交通事故が頻発してるとかなら話は別ですが）。

後者についても、まず小規模事業はメリット制（労災保険料が、支払保険金の額によって上下するシステム）の対象外ですし、大規模事業者であっても、通勤中の災害については労災保険料に反映されません。

従って、通勤中の交通事故に関し、労災保険を使うことによる会社側のデメリットはほぼないと考えてよいでしょう。

むしろ使わせてあげることにより、会社の評判が上がり、従業員の愛社精神もアップするというようなメリットが考えられます。

会社側も、「意地悪で使わせない」なんて人はまずおらず、渋るのはたいてい上のような誤解に基づくものですので、ちゃんと説明してあげると、使わせてくれることも多いです。

まあそもそも、労災に保険金を請求するか否かの決定権は従業員にあり、会社が拒むことはできないんですけどね。